【第3話】なかなか決まらない正社員への道、就職活動と履歴書

                              【所要時間】1

就職活動開始!

 パートの仕事をしながら無事 ホームヘルパー2級(現:介護初任者研修)の資格を取り、学校を卒業した私は、学校の就職担当の先生と一緒に就職活動を開始しました。

→前回の第2話(資格学校での体験)はこちら

私の通っていた学校では仕事の斡旋もしてくれていたのでとても助かりました。

何しろ未経験の分野ですし、もう後がないので失敗したくなかったのです。

夫は相変わらず再就職に苦戦しているし、私の職場もいつまで働けるか先の保証はなかったので…。

 まずは、そのような施設・条件で仕事を探すか。

施設は色々あって、有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、老人保健施設、病院、デイサービス、グループホーム、訪問介護など。

 病院での介護は、とても忙しくあまり利用者さんと向き合う時間がないという噂でしたし、デイサービスでは夜勤がないので給料が低く送迎の車も運転できないとだめな所が多い。

訪問介護も、移動時間があり効率的ではないし、これだけで生活しようとの給料で生活をしようとすると大変だ。

 色々考えてみて、私は、老人ホームがいいなぁと思っていました。

それは、ホームヘルパー2級の実習で実際に行って雰囲気が分かっていたというのもあるし、世間一般に言う「介護」という仕事のイメージがそうだったからです。

次に労働条件。

まずは正社員(これ大事!)

そして、夜勤込みの給料が月に19~20万円ほど。

ある程度人員が確保されていて、経営が安定しているところ。

これが私の条件でした。

「介護は求人がたくさんあるから、未経験だけど正社員ですぐに採用されるだろう。」

こんなふうに、就職に関しては気楽に考えていました。

しかし、就職活動を進めていくにつれて、思った以上に苦戦していくのでした。

なかなか決まらない正社員への道

 私が通っていた学校には、周辺の介護施設から求人が来ていて、就職担当の先生が私の条件にあった求人票を探してきてくれ応募する、といった生活が始まりました。

この時私は、求人はあるけど正社員の募集があまりない、という現実に直面していました。

先生も、「あまりいいところから(求人が)来てないんだよね。この特養は施設長と知り合いで、社員教育もしっかりしているし とてもお勧めなんだけど、パートの募集しかないんだよ。」と親身になってくれました。

私も途中で「パートでもいいか」と心が揺れ動いたんですが、それでは今までと変わりません。

しばらく、自分でもインターネットで求人を探しながら就職活動を続けていました。

ある日、以前学校から紹介され応募していた先から書類選考の結果が来ました。

先生「この前応募した所の結果なんだけど…」

   「…負けちゃいました。」

私 「負けたって、何に負けたんですか?」

この時、私は就職で勝ち負けって…と疑問に思ったんです。

先生「あなたと同時に、介護福祉士の資格をもった人も応募してきたらしいんだけど、先方はそちらを採用したんです。」

「やはり、いいところは未経験だと なかなか大変だね。」

 この言葉に私はショックを受けてしまいました。

未経験だけど、ホームヘルパーの資格をとって頑張っているのに!

しょうがないことだけど、夫のリストラにも腹を立てていました。

リストラさえなければ、もっと余裕を持っていられたのに。

この頃の私は、こんなことばかり考えていました。

 しばらく求人の連絡は無く、一人で求人を探していたところ、近々新しくオープンする有料老人ホームの求人が目に入りました。

自宅から通えるところですし、きれいな施設。

オープニングスタッフなので、一から作り上げていく楽しさもある。

早速応募して、書類審査が通り、面接へと進みました。

その施設は、真新しくとても綺麗でホテルのよう。

施設長も比較的若い男性で私より少し年上ぐらい、とても人当たりが良い感じでした。

先方も「ぜひ一緒に仕事をさせてください」ということになり、ついに就職が決まったかと思われたのですが、しばらくして先方から電話が来ました。

施設長「ちょっと問題がありまして…。入居者さんを募集しているんですが、なかなか人が

集まらないんです。 入居者さんがある程度入るまで待っていただけませんか?

もしくは、とりあえずパートで週に1~2日だけでも働きませんか?」

私   「え、あ…そうなんですか。ちょっと考えさせていただけませんか。」

 私は目の前が真っ暗になりました。

確かにその当時、次々と新しい老人ホームが建設されていたし、有料老人ホームは入居費が高くて簡単には入居者さんが入らないのが理解できました。

でも、入居者さんが入るまでという不確かな未来まで待っている余裕がないし、パートで働いたとしても週1~2日では生活できません。

雰囲気が良さそうな施設だったけど、お断りすることにしました。

 なかなか就職が決まらない不安な毎日を過ごすうち、久しぶりに学校から連絡がありました。

「病院から求人が来たんだけどどうですか?」

そこは、東京にある療養型の病院で、自宅からも、まぁ通える距離でした。

病院での介護というと、忙しくて大変で機械的に働くという噂があったので敬遠していましたが、給料も良くて正社員で働ける魅力が勝ち、応募することにしました。

目からウロコの履歴書

 ここで、今までの私が書いた履歴書を先生に見直してもらうことにしました。

普通、履歴書には、職種に関係ない資格は書かないので、私はその通りに作成していて、とても簡潔(悪く言えばそっけない)でした。

例えば、過去に興味本位でカラーコーディネーター2級の資格を取っていたんですが、介護には関係ないと思い書いていませんでした。

先生はそれを見抜き(多分、簡潔すぎて物足りなかったんでしょう)、「ここの資格欄にある、普通免許とホームヘルパー2級以外に何かありますか?または趣味・特技とか他にありませんか?」と聞いてくれました。

私は、小学生の頃に書道とピアノを習っていたことを思い出し、その2つの習い事をしていたことを先生に言いました。

先生「なんだ、あるじゃないですか、じゃぁ、その2つを履歴書の自己PR欄に書きましょう。」

私 「でも、習い事をしていたのは大昔で、今じゃピアノも満足に弾けませんよ」

先生「いいんですよ。やっていたのは事実なんですから。それに介護の仕事ではレクリエーショ

ンや利用者さんとのコミュニケーションをとるのに多趣味な方が有利ですからね。そうそう、さっき言ってたカラーコーディネーターも資格欄に書きましょうね。もっと他に趣味や得意なことはありませんか?」

私 「えーっと、手芸が好きです。結構手先が器用なんです。あと中学では吹奏楽に入っていて

クラリネットが吹けます。そして高校ではソフトボール部に入っていてショートを守っていました。体力には自身があります。」

先生が聞き上手だったからか、今まで自分がやってきたこと、好きだったことがスラスラ出てきました。

先生「すごいじゃないですか。それ全部書きましょう!」

私 「こんなことまで書いていいんですか?」

先生「介護職は普通の会社と違って、色々なことが出来たほうがアピールになるんですよ。

例えば、レクリエーションで歌を歌う時、ピアノを弾ける人がいると助かるでしょ。クリスマス会とか誕生日で文字を書く時、字が上手い人がいた方がいいでしょ。楽器も誰でも出来るもんじゃない。全部あなた自信をアピールできる材料なんですよ。」

 この言葉に、私は目からウロコでした。

もっと早く先生に相談すればよかった。

このおかげで履歴書の充実度が増し、自分自身も見つめ直すことが出来て、自信を持って面接に望むことが出来たのでした。

病院での面接

 求人に応募して、病院から書類選考が通ったことを知らされたのは1週間後くらいでした。

いよいよ面接です。

面接は、前に有料老人ホームで経験していたのであまり不安はありませんでした。

先生と一緒に履歴書を考え直したおかげで、自分がどんな人間か再認識できたのも大きかったです。

 「今度こそは決まってほしいな。」

ついに当日となり、慣れない電車に乗って面接に行きました。

会議室に通されるとそこには、部長、師長、事務長の三人がいました。

「いきなりトップスリーと面接!?」

少し緊張しましたが、和やかな雰囲気だったので何とか終えることが出来ました。

あと、面接時に少し困った質問をされたので、ここで書いておきます。

部長「ご結婚はされていますか?」

私 「はい」

部長「お子さんはいらっしゃるの?」

私 「いえ、まだいません」

部長「お子さんの予定はありますか?うちとしても入社してすぐ辞められるとちょっと困ってしまい

ますので…。あと、3年くらいは辞めずにいていただけるとありがたいんですが。」

その時、夫の仕事も決まっていないから赤ちゃんは無理だし、介護福祉士の資格を取るまでは絶対辞めないで頑張ろうと思っていたので、「大丈夫です!」と答えました。

いい年頃の女性が就職するには妊娠、出産がネックになるな。

雇い主からすると、入社早々辞めたり、産休を取られると痛手になるのは分かるのですが、ちょっと嫌な気分になりました。

 その後、学校を通して病院から採用の連絡がありました。

この時の喜びは今でも忘れられないくらいです。

「これで安心して生活が出来る!」

夫の失業保険の受給もとっくの昔に終わってしまっていたので、この時点での正社員採用は本当に助かりました。

しかし、実技の授業で習ったことがほとんど通用しないとは、この時思ってもみなかったのでした。

→第4話に続く

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